2017年4月4日火曜日

経済統計から4月のFXで狙う通貨を考える

オバマケアの見直し法案でトランプ政権のボロが見えてきた3月が終わりましたが、ドルインデックスは軟調でした。ドルインデックスは3月は2月末と比較して1.39%下落して100レベルです。
IMMの投機ポジションもドルインデックスの買いポジションが13.3%減りました。円のポジションは円売りポジションが6.3%増えましたが3月14日の月中の売りポジションのピークからは25.4%減少しました。投機筋はドル売り円買いなようです。

円・ドル・ユーロ・ポンド・豪ドルの中から、ここから狙える通貨をを考えます。

まずファンダメンタルズですが為替に影響に与える要因が一般的に5つあります。

景気・金利・貿易収支・戦争テロ・インフレの5つです。
3月4日から4月4日までの経済指標をチェックして見ました。

1つ目は、景気でGDP成長率がプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:×、ドル:〇、ユーロ:×、ポンド:〇、豪ドル:〇 となります。

2つ目は、10年金利から物価上昇を示すCPIを引いた実質金利のアメリカの実質金利との差である実質金利のプラス縮小を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、円:〇、ドル:ー、ユーロ:〇、ポンド:〇、豪ドル:〇 となります。

3つ目は、貿易収支でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:〇、ドル:〇、ユーロ:×、ポンド:〇、豪ドル:〇 となります。

4つ目は、戦争ですが良化を○、変化なし△、悪化×とすると、
円:△、ドル:△、ユーロ:△、ポンド:△、豪ドル:△ となります。

5つ目は、インフレでCPIの前年同月比でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:〇、ドル:〇、ユーロ:〇、ポンド:○、豪ドル:○ となります。世界は長期金利と共に物価も上昇基調になって来ているようです。

IMM投機ポジションでは全体的にドル買いポジションが縮小中です。

買いポジションのプラスを○、変化なし△、マイナスが×とすると、
円:〇、ドル:×、ユーロ:〇、ポンド:〇、豪ドル:〇 となります。

以上を総合すると○の数は、円が4つ、ドルが3つ、ユーロが2つ、ポンドが5つ、豪ドルが5つです。
×の数は、円が1つ、ドルが2つ、ユーロが2つ、ポンドが0つ、豪ドルが1つです。

総合判断としては○が5つのポンドを買い、×が2つのドルを売るポンド買いドル売りがここから狙えるポジションかと思います。

ボラティリティが上昇しそうなのでロスカットを入れながら取引するのがいいかと思います。

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