2017年1月9日月曜日

金と白金の価格動向 トレンドは転換したが油断は禁物

金と白金の値動きにて変化が出てきました。 

金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値があるからとされています。 

金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、ラストリゾートなどと言われ
信用が失われると価格が上昇します。一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、需要減少→価格下落となります。結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、小さくなると株価は下落するようです。 

2016年12月の金と白金の価格差は、2105年1月より24ヶ月連続で白金の価格が金の価格を下回っていますが、マイナス幅が縮小して転じています。1月に入ってからも縮小が続いています。金と白金の価格差と株価の比較グラフを確認すると白金が金に対して価格が優位にある時に株価も堅調であることが分かりますがトレンド転換したと判断していいようです。

金と白金の値幅の縮小には、NY金 CFTC建玉明細NY白金 CFTC建玉明細を確認して金の下落余地と白金の下落余地も確認しておく必要があります。CFTC建玉明細から見ると金も白金も大口の投機の玉は減少中ですが、金の方にはまだボトムに対して余地があり価格下落の余地がありそうです。

金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、、NY原油 CFTC建玉明細も大口投機玉が膨らんでいるのであまり一方向で見ない方がいいようです。減産合意を覆すようなバットニュースにも気をつけたいです。

11月9日のアメリカの大統領選挙以降、正解はリスクオフモードになっていますが、いよいよ1月20日にトランプ新大統領が就任します。期待が現実になっていくので油断は禁物かと思います。




0 件のコメント:

コメントを投稿