2018年11月30日金曜日

10月の鉱工業指数から有望銘柄を考える 在庫積み増し局面へ逆行しました。

11月30日に鉱工業指数の2018年10月の速報の発表がりました。

経済産業省の鉱工業指数のページ

鉱工業指数と株価との関係

鉱工業指数の生産と、出荷から在庫の差は株価と同調します。















在庫積み増し局面へ戻る


鉱工業指数参考の図表の中にある鉱工業の在庫循環図を確認すると、
在庫の前年同期比はマイナスで、生産の前年同期比がプラスになりました。
在庫積み増し局面に戻りました。




在庫積み増し局面の滞留期間

前回意図せざる在庫減局面から在庫積み上がり局面に移行したのは、
平成26年の第1四半期で平成26年第2四半期で在庫積み増し局面に移行しました。
日経平均株価は、その期間はもち合いでした。

有望品目は9品目


ここからの有望銘柄についても鉱工業指数から検証します。生産がプラス基調で、
出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を取り扱っている企業が有望です。
2か月連続で、生産がプラス基調で、出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を探してみると、これから業績の上方修正が期待出来そうな品目は9品目でした。

超硬チップ
コンベヤ
冷凍・冷蔵ショーケース
精密測定機
モス型半導体集積回路(CCD)
標準変圧器
固定通信装置
軽乗用車
プラスチック製容器(中空成形以外)


有望銘柄

10月の鉱工業生産指数からは、有望銘柄はありません。




為替レートは

2018年11月19日月曜日

10月の貿易統計から有望銘柄を考える 原油高の影響が大きいです。



11月19日に2018年10月貿易統計(速報)が発表されています。






  



2カ月ぶりの貿易赤字です。貿易収支の12ヶ月平均は減少しました。教科書的には円安要因です。

輸出と輸入の合計が大きければ経済活動が活発であることを示しますが、輸出と輸入の合計の12ヶ月平均は23ヶ月連続でプラスでプラスを維持しました。数量指数の(輸出-輸入)の12ヶ月平均は上昇しまいした。

有望銘柄を考えて見ます。


まず世界総額の輸出では、自動車・原動機・半導体製造装置が前月比で伸率が大きかったです。



地域別の輸出では、
米国向け輸出では自動車・原動機・航空機類伸率が大きかったです。

EU向け輸出では建設用鉱山用機械・原動機・半導体製造装置伸率が大きかったです。

アジア向け輸出では半導体等電子部品・自動車・鉱物性燃料伸率が大きかったです。

中国向け輸出では自動車・有機化合物・原動機の部分品伸率が大きかったです。


世界総額の輸入では、原粗油・液化天然ガス・衣類同付属品の伸率が大きかったです。


地域別の輸入では、
米国向け輸入では穀物類・液化石油ガス・原粗油伸率が大きかったです。
EU向け輸入では航空機類・有機化合物・液化天然ガスの伸率が大きかったです。

アジア向け輸入では衣類同付属品・石油製品・半導体等電子部品伸率が大きかったです。 


中国向け輸入では衣類同付属品・通信機・金属製品伸率が大きかったです。


10月の貿易統計より、有望銘柄はありません。

2018年11月12日月曜日

10月の企業物価指数から有望銘柄を考える

11月12日に2018年11月国内企業物価指数が発表となっております。





企業物価指数は景気を反映する

日本銀行が発表する国内企業物価指数とは、企業間で売買する物品の価格水準を数値化した
ものです。
一般的には消費者物価指数より卸売である企業物価指数の方が景気を反映させることが
早いと言われています。


輸出物価から輸入物価の差は長期の下落トレンド

日経平均株価との比較では国内物価指数が上昇している時の方が株価も高くなる傾向
があります。
特に輸出指数から輸入指数を引いた差が大きい時のほうが輸出企業の収益を引き上げ
平均株価の上昇します。
1988年から2014年まで輸出物価から輸入物価の差は長期の下落トレンドとなっておりました。
2014年からの反転が長期トレンドとしての転換として確認できれば
デフレ脱却宣言になるかと思います。


輸出企業にとって良い事業環境

年平均の物価指数を確認すると2017年は3年ぶりに前年よりプラスになり、
輸出指数から輸入指数を引いた差も2年連続でプラスでした。
輸出企業にとって良い事業環境になって来ているようです。
ドル円レートの影響がかなり大きいです。





企業物価指数の上昇ピッチは低下中です。

消費者物価指数であるCPIとの比較ですと、CPIが上昇せずに国内企業物価指数だけが
上昇するときは企業がコストを価格に転化出来ずに収益が低下しますが、
2016年1月よりCPIの方が優位で推移していましたが、CPIに対して企業物価指数
の上昇ピッチは低下してきています。



有望銘柄

品目別では、国内物価指数・輸出物価指数がプラスで輸入物価がマイナスになれば
マージンが増えることになります。10月の企業物価指数から有望銘柄はありませんでした。

FX ポータル

懐疑から楽観への期間を事前に覚えておく 米国中間選挙も終わり相場のテーマがなくなったので、好業績銘柄をじっくり選ぶのが賢明かと思います。




1.相場が動き始める、大事なのは何を見て判断しておくのか事前に決めておくこと。 

10月31日の東京市場では、21000円からの回復途上です。
FXなどでは、新規ポジション取る前に予めロスカットポイントを決めておくことが重要ですが、
これはいざ動いた時になってからの判断は遅れることが多く、
ロスカットが遅れ損失を大きくしてしまうからです。
理想的には相場がピークをつける前に売り逃げたいですが、
今回の相場の転換点を何を見て判断するのか事前に決めておきましょう。




2.現在の相場の位置は、懐疑ゾーンへ

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」という
ジョン・テンプルトンの有名な相場格言です。
11月12日現在の相場がどの悲観・懐疑・楽観・幸福感のどの位置にあるかですが、
懐疑に入ったと考えてます。
信用取引の売り残は増加して買い残は減少しています。



3.信用取引残の確認の仕方

東京・名古屋の二市場の信用取引残高は前週末分が火曜日の夕方に発表となり、
日本経済新聞の水曜日の朝刊で確認出来ます。
さらに松井証券は自社の顧客の信用取引残高を毎日公表しております。
まさにビックデーターで毎日判断出来るので有効なデーター ですが
「松井証券 評価損益率」と検索するだけで見ることが可能です。

信用取引の売り残は、買い方と売り方の買い残・評価損益率を見ることにより判断できます。松井証券の201314日からのデーターを見ると評価損益率は買い方は-27.67%9.49%
推移し、売り方は、1.84%-25.92%で推移します。
買い方が上昇すれば売り方が下落し、買い方が下落すれば売り方が上昇する逆相関の関係です。買い方のピークは、2013514日で日銀の異次元緩和の後で、
9日後の523日には急落したバーナンキショックの少し前でした。
売り方のピークは、2016212日で、中国の経済に対する懸念と原油価格の下落で
チャイルショックを呼ばれましたが、まだこの時の強烈な下げは記憶に新しいです。

買い残と売り残の合計が25日前の合計より、+10%以上が過熱圏で、-10%以下が底値圏です。



過去データーから判断すると、11月9日の評価損益率の買い方の-11%台と売り方の-11%は中立です。

過去の例ですと
買い残のピークは20131230日で第一次アベノミクス相場が終わりました。
売り残のピークは、2015529日で、ITバブルの高値を抜けた相場はその後下落に転じて行きました。
この時は高原状態が何日が続いたあとの減少だったので判断しやすかったのではないでしょうか。
買い残のピークは相場のピークを付けた後におとづれる傾向があり、
売り残のピークは相場のピークを付ける前におとづれる傾向があります。
買い残は相場のピークを付けた後にナンピンで買い下がってしまうの増え、
売り残は売り方が投げ始めると減少し、その時に相場がピークを付けるからです。

4.懐疑から楽観への転換は、買い残の上昇で判断。

相場から売り逃げたいと考えるのであれば相場のピークの前で確認の取れる売り残の
推移を見ておくことが有効です。
売り残の13日前のとの差を横軸に、買い残の13日前のとの差を縦軸においてみると
反時計回りに推移します。11月9日現在の売り残はプラスに転換しました。
相場は悲観の領域で8日間で通過したあとに懐疑に入りました。

悲観の期間は、2017年  4月から5月で15営業日
          2017年  9月から10月で31営業日
        2018年  4月から5月で30営業日
        2018年  7月から8月に20営業日
ということで、1ヶ月半ほど続くこともあるのを覚えておきたいです。

5.買い残が増えてくるまで待ちます。

米国中間選挙も終わり相場のテーマがなくなったので、好業績銘柄をじっくり選ぶのが賢明かと思います。

2018年11月8日木曜日

10月の景気ウォッチャーから有望銘柄を考える 



景気ウォッチャー調査(2018年10月)が11月8日に発表となっておりますので、

その中から有望銘柄を考えます。 





2ヶ月連続の上昇

「緩やかな回復基調が 続いている。先行きについては、コストの上昇、通商問題の動向等に対する懸念 もある一方、年末商戦等への期待がみられる。とまとめられていますが、
現状判断DI(季節調整値)は49.5となりました。





有望な業種はやはり雇用関連

内容を確認すると、現状の最も良い数字は住宅関連で、
反対に一番悪い数字は家計動向の中の小売関連でした。
先行きについては、最も良い数字は雇用関連で、
反対に一番悪い数字は非製造業でした。


地域別では沖縄

地域別で見ると現状は最も良い数字は中国で、反対に一番悪い数字は北海道でした。
先行き判断DIは最も良い数字は東京で、一番悪い数字は北関東でした。


景気判断理由の概要では

・南関東の量販店
・北関東のコンビニ
・中国の乗用車販売店
・中国の観光型ホテル
・沖縄の建築業
が◎(良)でした。


景気判断理由の概要では

反対に×(:悪)は
・甲信越のスーパー
・北海道のタクシー運転手
・北海道の住宅販売会社
・近畿の家電量販店
・九州の一般小売店[鮮魚]
ありませんでした。

有望銘柄

10月の景気ウォッチャー調査からの有望銘柄はありません。

FX ポータル

9月の機械受注から有望銘柄を考える

事前予想より低い前月比-1.9%

11月8日に2018年9月の機械受注統計が発表となっています。
民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の前月比が、
事前予想より低い-18.3%となりました。



ここだけが強調されて報道されるので、全体の金額だけでは見えてこないので
機種別に内容を確認して有望銘柄を考えて見ます。



機械受注統計とは、

機種別の中分類では原子力原動機・火水力原動機・内燃機関・ 発電機・その他重電機・
電子計算機等・通信機・電子応用装置・電気計測器・風水力機械・
運搬機械・産業用 ロボット・金属加工機械・化学機械・冷凍機械・合成樹脂加工機械・
繊維機械・ 建設機械・鉱山機械・農林用機械・その他の21に分類されます。


有望カテゴリーは4カテゴリー

7月・8月・9月の3ヶ月間で、受注・販売・受注残が全て前年同月比プラスの項目は
風水力機械の1つでした



有望銘柄

9月の機械受注の結果からの有望銘柄はありません。

           FX ポータル

2018年11月6日火曜日

9月の家計調査から有望銘柄を考える



9月の家計調査が11月6日に公表されています。
家計調査の内容から有望銘柄を考えます。




日本の家計調査は長期下落トレンド

日本の家計消費は、勤労者世帯の比率の減少もあり長期下落トレンドです。
年ベースでは2011年がここ最近のボトムとなっています。


12月平均は4ヶ月連続上昇

月度で見ると12ヶ月平均は4ヶ月月連続で上昇です。最近では2012年を底として2014年の消費税の5%→8%の増税までが増加でした。






消費水準指数では交通・通信が弱い

2015年を100とした消費水準指数では交通・通信が弱いです。
天候不順が影響したようです。






有望銘柄

9月の家計調査から有望銘柄はありません。

    FX ポータル

2018年11月5日月曜日

経済統計から11月のFXで狙う通貨を考える



ドルインデックスの10月末は9月末と比較して上昇して97レベルです。
IMMの投機ポジションはドルインデックスは買いポジションが増えました。
円のポジションは円売りポジションが減少しました。
投機筋は10月はドルを買いました。 

円・ドル・ユーロ・ポンド・豪ドルの中から、ここから狙える通貨をを考えます。



まずファンダメンタルズですが為替に影響に与える要因が一般的に5つあります。

景気・金利・貿易収支・戦争テロ・インフレの5つです。
10月5日から11月5日までの経済指標をチェックして見ました。

1つ目は、景気でGDP成長率がプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:×、ユーロ:×、ポンド:、豪ドル: となります。

2つ目は、10年金利から物価上昇を示すCPIを引いた実質金利のアメリカの実質金利との
差である実質金利のプラス縮小を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:ー、ユーロ:、ポンド:、豪ドル: となります。

3つ目は、貿易収支でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:×、ユーロ:×、ポンド:、豪ドル: となります。

4つ目は、戦争ですが良化を○、変化なし△、悪化×とすると、
円:△、ドル:△、ユーロ:△、ポンド:△、豪ドル:△ となります。

5つ目は、インフレでCPIの前年同月比でプラス基調を○、横這い△、
マイナス基調を×とすると、
円:
×、ドル:×、ユーロ:×、ポンド:、豪ドル:× となります。


IMM投機ポジションでは全体的にドル買いポジションが増加しました。

買いポジションのプラスを○、変化なし△、マイナスが×とすると、
円:
×、ドル:、ユーロ:×、ポンド:×、豪ドル:× となります。

以上を総合すると〇の数は、円が3つ、ドルが1つ、ユーロが2つ、ポンドが4つ、
豪ドルが4つです。
×の数は、円が2つ、ドルが3つ、ユーロが3つ、ポンドが1つ、豪ドルが1つです。

総合判断としては〇が4つの豪ドルを買い、×が3つのユーロを売る豪ドル買いユーロ売り
がここから狙えるポジションかと思います。







ボラティリティが上昇に備えてロスカットを入れながら取引するのがいいかと思います。



為替レートは

2018年11月1日木曜日

2018年11月1日にYoutubeパートナープログラム(収益化)を5ヶ月間待ちましたが顔出しなしでも承認されました。



2018年11月1日にYoutubeパートナープログラム(収益化)を5ヶ月間待ちましたが顔出しなしでも承認されました。  






金と白金(2018年10月) 10月は株が波乱でした。商品相場は原油と金利が月末に向かって下がって来ています。 今後も価格動向に注意が必要です。



=== 白金が下落 ===
金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。
これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値
があるからとされています。

金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、
ラストリゾートなどと言われ信用が失われると価格が上昇します。
一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、
需要減少→価格下落となります。
結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、
小さくなると株価は下落するようです。


=== 2018年8月の金と白金の価格動向 ===
2017年9月の金と白金の価格差は、2015年1月より43ヶ月連続で白金の価格が
金の価格を下回っていますが、マイナス幅が最大圏です。
金と白金の価格差と株価の比較グラフを確認すると白金が金に対して価格が
優位にある時に株価も堅調であることが分かります。
金の価格の方が強いです。白金の自動車の触媒が最大需要ですが、
ディーゼルエンジンが少なくなり電気自動車に切り替わるニュースばかりです。







=== CFTC建玉明細動向 ===
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金CFTC建玉明細を
確認してておく必要があります。
金と白金が共に売り越しから買い越しに展開しています。 白金の方が若干先行しています。









=== シェールオイルにも注意 ===
金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、NY原油 CFTC建玉明細の大口投機玉は減少しています。











=== まとめ ===
10月は株が波乱でした。商品相場は原油と金利が月末に向かって下がって来ています。 今後も価格動向に注意が必要です。