2019年6月28日金曜日

金と白金(2019年6月) リスクオフが進行しています。



=== 白金が下落 ===
金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。
これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値
があるからとされています。

金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、
ラストリゾートなどと言われ信用が失われると価格が上昇します。
一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、
需要減少→価格下落となります。
結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、
小さくなると株価は下落するようです。


=== 2019年6月の金と白金の価格動向 ===
2019年6月の金と白金の価格差は、2015年1月より54ヶ月連続で白金の価格が
金の価格を下回っていますが、マイナス幅が最大を更新して来ました。
リスクオフの表れかと思われます。



=== CFTC建玉明細動向 ===
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金CFTC建玉明細を
確認してておく必要があります。
金が値を上げています。界景気の先行きを不安視しているようです。










=== シェールオイルにも注意 ===
金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、NY原油安と金利安(債券高)でリスクオフが急速に進行しています。




=== まとめ ===
リスクオフが進行しています。

5月の鉱工業指数から有望銘柄を考える 

6月28日に鉱工業指数の2019年5月の速報の発表がりました。

経済産業省の鉱工業指数のページ

鉱工業指数と株価との関係

鉱工業指数の生産と、出荷から在庫の差は株価と同調します。

















在庫積み増し局面へ戻る


鉱工業指数参考の図表の中にある鉱工業の在庫循環図を確認すると、
在庫の前年同期比はプラスで、生産の前年同期比がマイナスになりました。
在庫積み上がり局面の境界線です。







有望品目は14品目

ここからの有望銘柄についても鉱工業指数から検証します。生産がプラス基調で、
出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を取り扱っている企業が有望です。
2か月連続で、生産がプラス基調で、出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を探してみると、これから業績の上方修正が期待出来そうな品目は14品目でした。

電気溶接棒
油圧機器
金型
工業用計重機
一般用エンジン発電機
アルカリ蓄電池
搬送装置
ガラス繊維(短繊維)
エチレン
プロピレン
軽油
情報用紙
ピアノ
原油



有望銘柄

5月の鉱工業生産指数からは、有望銘柄はありません。



為替レートは

日経平均・JPX中小型指数・マザース指数の比較から7月の相場を考える 

日経平均・JPX中小型指数・マザース指数の関係

新興株指数が日経平均株価を先導して変動することはよく知られています。
JPX中小型指数は、2017年3月13日から公表されている指数ですが、
2007年7月まで遡って計算がされています。

JPX中小型指数とマザース指数では、マザース指数が好調な時に日経平均も
好調になりことが分かります。





7月の相場展望

2019年6月は、マザースのパフォーマンスが悪かったので、マザースのパフォーマンス回復待ちです。

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