2018年10月31日水曜日

9月の鉱工業指数から有望銘柄を考える 株価の下落を正当化するような悪い結果でした。

10月31日に鉱工業指数の2018年9月の速報の発表がりました。

経済産業省の鉱工業指数のページ

鉱工業指数と株価との関係

鉱工業指数の生産と、出荷から在庫の差は株価と同調します。














在庫積み上がり局面の後半へ


鉱工業指数参考の図表の中にある鉱工業の在庫循環図を確認すると、
在庫の前年同期比はプラスで、生産の前年同期比がマイナスになりました。
在庫積み上がり局面の後半に入りました。




在庫上がり局面の滞留期間

前回意図せざる在庫減局面から在庫積み上がり局面に移行したのは、
平成26年の第2四半期で平成27年第4四半期には在庫調整局面に移行しました。
日経平均株価は、16000円から18000円でボックスゾーンを形成しました。
俗にいう黒田バズーカの第2弾相場から効果がなくなり、その後に下押しました。

有望品目は42品目


ここからの有望銘柄についても鉱工業指数から検証します。生産がプラス基調で、
出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を取り扱っている企業が有望です。
2か月連続で、生産がプラス基調で、出荷から在庫を引いた差もプラス基調である品名を探してみると、これから業績の上方修正が期待出来そうな品目は42品目でした。

鉄骨
超硬チップ
ボイラ部品
ポンプ
送風機
油圧ポンプ
油圧モータ
油圧シリンダ
油圧バルブ
コンベヤ
冷凍・冷蔵ショーケース
印刷機械
コンバイン
数値制御旋盤
機械プレス
工業用ミシン
特殊鋼切削工具
工業用長さ計
水道メータ
圧力計(アネロイド形)
精密測定機
粉末や金製磁性材料
抵抗器
モス型半導体集積回路(CCD)
サーボモータ
標準変圧器
保護継電器
セパレート形エアコン
医用電子応用測定器
アルカリマンガン乾電池
固定通信装置
薄型テレビ
軽乗用車
機関部品
懸架制動装置部品
舶用ディーゼル機関
カーボンブラック
モイスチャークリーム
A重油
プラスチック製容器(中空成形以外)
特殊車両用タイヤ
金属製ベッド


有望銘柄

9月の鉱工業生産指数からは、有望銘柄はありません。








為替レートは

日経平均・JPX中小型指数・マザース指数の比較から11月の相場を考える 2018年10月は、マザース指数のダメージが多かったです。相場が落ち着くまで半月ほど待った方が良いかとも居ます。

日経平均・JPX中小型指数・マザース指数の関係

新興株指数が日経平均株価を先導して変動することはよく知られています。
JPX中小型指数は、2017年3月13日から公表されている指数ですが、
2007年7月まで遡って計算がされています。

JPX中小型指数とマザース指数では、マザース指数が好調な時に日経平均も
好調になりことが分かります。










11月の相場展望

2018年10月は、マザース指数のダメージが多かったです。相場が落ち着くまで半月ほど待った方が良いかとも居ます。

FX ポータル

2018年10月18日木曜日

9月の貿易統計から有望銘柄を考える 輸出と輸入の合計は伸び率からするとマイナスに転じる可能性大です



10月18日に2018年9月貿易統計(速報)が発表されています。






3カ月ぶりの貿易黒字です。貿易収支の12ヶ月平均は上昇しました。教科書的には円高要因です。

輸出と輸入の合計が大きければ経済活動が活発であることを示しますが、輸出と輸入の合計の12ヶ月平均は22ヶ月連続でプラスですが伸び率からするとマイナスに転じる可能性大です。数量指数の(輸出-輸入)の12ヶ月平均は上昇しまいした。

有望銘柄を考えて見ます。


まず世界総額の輸出では、鉱物性燃料・半導体製造装置が前月比で伸率が大きかったです。



地域別の輸出では、
米国向け輸出では原動機・音響映像装置・二輪自動車伸率が大きかったです。

EU向け輸出では有機化合物・原動機・電池伸率が大きかったです。

アジア向け輸出では半導体用製造装置・鉱物性燃料・自動車部分品伸率が大きかったです。

中国向け輸出では半導体製造装置・自動車の部分品伸率が大きかったです。


世界総額の輸入では、原粗油・液化天然ガス・石油製品の伸率が大きかったです。


地域別の輸入では、
米国向け輸入では原粗油・液化石油ガス・石油製品伸率が大きかったです。
EU向け輸入では有機化合物・自動車・航空機類の伸率が大きかったです。

アジア向け輸入では石油製品・通信機・非鉄金属鉱伸率が大きかったです。 


中国向け輸入では通信機・金属製品・衣類同付属品伸率が大きかったです。


9月の貿易統計より、有望銘柄はありません。

2018年10月8日月曜日

楽観から幸福への期間を事に覚えておく 半年続いたもみ合いはブレークしました。次のターゲットを推し測る時期です。




1.相場が動き始める、大事なのは何を見て判断しておくのか事前に決めておくこと。

10月5日の東京市場では、24000円を超えた株価が24000円割れています。
FXなどでは、新規ポジション取る前に予めロスカットポイントを決めておくことが重要ですが、
これはいざ動いた時になってからの判断は遅れることが多く、
ロスカットが遅れ損失を大きくしてしまうからです。
理想的には相場がピークをつける前に売り逃げたいですが、
今回の相場の転換点を何を見て判断するのか事前に決めておきましょう。




2.現在の相場の位置は、楽観ゾーンへ

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」という
ジョン・テンプルトンの有名な相場格言です。
10月5日現在の相場がどの悲観・懐疑・楽観・幸福感のどの位置にあるかですが、
楽観に入ったと考えてます。
信用取引の売り残は増加し買い残も増加しています。



3.信用取引残の確認の仕方

東京・名古屋の二市場の信用取引残高は前週末分が火曜日の夕方に発表となり、
日本経済新聞の水曜日の朝刊で確認出来ます。
さらに松井証券は自社の顧客の信用取引残高を毎日公表しております。
まさにビックデーターで毎日判断出来るので有効なデーター ですが
「松井証券 評価損益率」と検索するだけで見ることが可能です。

信用取引の売り残は、買い方と売り方の買い残・評価損益率を見ることにより判断できます。松井証券の201314日からのデーターを見ると評価損益率は買い方は-27.67%9.49%
推移し、売り方は、1.84%-25.92%で推移します。
買い方が上昇すれば売り方が下落し、買い方が下落すれば売り方が上昇する逆相関の関係です。買い方のピークは、2013514日で日銀の異次元緩和の後で、
9日後の523日には急落したバーナンキショックの少し前でした。
売り方のピークは、2016212日で、中国の経済に対する懸念と原油価格の下落で
チャイルショックを呼ばれましたが、まだこの時の強烈な下げは記憶に新しいです。

買い残と売り残の合計が25日前の合計より、+10%以上が過熱圏で、-10%以下が底値圏です。



過去データーから判断すると、10月5日の評価損益率の買い方の-9%台と売り方の-11%は買い過ぎでも売り過ぎでもありません。

過去の例ですと
買い残のピークは20131230日で第一次アベノミクス相場が終わりました。
売り残のピークは、2015529日で、ITバブルの高値を抜けた相場はその後下落に転じて行きました。
この時は高原状態が何日が続いたあとの減少だったので判断しやすかったのではないでしょうか。
買い残のピークは相場のピークを付けた後におとづれる傾向があり、
売り残のピークは相場のピークを付ける前におとづれる傾向があります。
買い残は相場のピークを付けた後にナンピンで買い下がってしまうの増え、
売り残は売り方が投げ始めると減少し、その時に相場がピークを付けるからです。

4.楽観から幸福への転換は、売り残の下落で判断。

相場から売り逃げたいと考えるのであれば相場のピークの前で確認の取れる売り残の
推移を見ておくことが有効です。
売り残の25日前のとの差を横軸に、買い残の25日前のとの差を縦軸においてみると
反時計回りに推移します。7月25日現在の売り残はプラスに転換しました。
相場は悲観の領域で18日間で通過したあとに懐疑に入りました。

幸福の期間は、2018年  3月で7営業日
         2018  1月で5営業日
       2017  10月~11月で22営業日
       2018年  6月~7月に33営業日
ということで、10営業日持もたないこともあるのを覚えておきたいです。

6.半年続いたもみ合いはブレークしました。次のターゲットを推し測る時期です。

半年続いた持ち合いはブレークしました。10月2日の高値からの押しの幅で次のターゲットが決まると考えます。

2018年10月7日日曜日

経済統計から10月のFXで狙う通貨を考える



ドルインデックスの9月末は8月末と比較して下落して94レベルです。
IMMの投機ポジションはドルインデックスは買いポジションが増えました。
円のポジションは円売りポジションが増えています。
投機筋は9月はドルを買いました。 

円・ドル・ユーロ・ポンド・豪ドルの中から、ここから狙える通貨をを考えます。



まずファンダメンタルズですが為替に影響に与える要因が一般的に5つあります。

景気・金利・貿易収支・戦争テロ・インフレの5つです。
9月10日から10月5日までの経済指標をチェックして見ました。

1つ目は、景気でGDP成長率がプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:、ユーロ:、ポンド:、豪ドル: となります。

2つ目は、10年金利から物価上昇を示すCPIを引いた実質金利のアメリカの実質金利との
差である実質金利のプラス縮小を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:ー、ユーロ:、ポンド:、豪ドル: となります。

3つ目は、貿易収支でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:
×、ドル:×、ユーロ:、ポンド:、豪ドル: となります。

4つ目は、戦争ですが良化を○、変化なし△、悪化×とすると、
円:△、ドル:△、ユーロ:△、ポンド:△、豪ドル:△ となります。

5つ目は、インフレでCPIの前年同月比でプラス基調を○、横這い△、
マイナス基調を×とすると、
円:
、ドル:×、ユーロ:×、ポンド:、豪ドル: となります。


IMM投機ポジションでは全体的にドル買いポジションが増加しました。

買いポジションのプラスを○、変化なし△、マイナスが×とすると、
円:
×、ドル:、ユーロ:、ポンド:、豪ドル: となります。

以上を総合すると〇の数は、円が3つ、ドルが2つ、ユーロが5つ、ポンドが5つ、
豪ドルが4つです。
×の数は、円が2つ、ドルが2つ、ユーロが1つ、ポンドがゼロ、豪ドルが1つです。

総合判断としては〇が5つのポンドを買い、×が2つの円を売るポンド買い円売り
がここから狙えるポジションかと思います。











ボラティリティが上昇に備えてロスカットを入れながら取引するのがいいかと思います。



為替レートは