2019年9月4日水曜日

金と白金(2019年8月) リスクオフが進行しています。




=== 白金が下落 ===
金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。
これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値
があるからとされています。

金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、
ラストリゾートなどと言われ信用が失われると価格が上昇します。
一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、
需要減少→価格下落となります。
結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、
小さくなると株価は下落するようです。


=== 2019年8月の金と白金の価格動向 ===
2019年8月の金と白金の価格差は、2015年1月より56ヶ月連続で白金の価格が
金の価格を下回っていますが、マイナス幅が最大を更新中です。
リスクオフの表れかと思われます。





=== CFTC建玉明細動向 ===
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金CFTC建玉明細を
確認してておく必要があります。
金が値を上げています。界景気の先行きを不安視しているようです。






=== シェールオイルにも注意 ===
金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、NY原油安と金利安(債券高)でリスクオフが急速に進行しています。






=== まとめ ===
リスクオフが進行しています。

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