11月9日のアメリカの大統領選挙が終わり、世界は一気にドル高に動き、ドルインデックスは8%超えて上昇し103を超えて最高圏です。
トランプ大統領就任まで1か月を切ってますがドル安政策への転換の懸念があります。
IMMの投機ポジションも円ポジションが一気に円買いから円売りに転じるほどの強いトレンドの中で、ドルを売るのはトレンドに逆らうのでまだ時期早尚です。
危険なドルを避けて、円・ユーロ・ポンド・豪ドルの中から、ここから狙えるクロスポジションを考えます。
まずファンダメンタルズですが為替に影響に与える要因が一般的に5つあります。
景気・金利・貿易収支・戦争テロ・インフレの5つです。
11月30日から12月20日までの経済指標をチェックして見ました。
1つ目は、景気でGDP成長率がプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:×、ユーロ:○、ポンド:△、豪ドル:× となります。
2つ目は、長期金利で10年金利のプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、円:○、ユーロ:×、ポンド:×、豪ドル:○ となります。
3つ目は、貿易収支でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円×、ユーロ:×、ポンド:○、豪ドル:× となります。
4つ目は、戦争ですが良化を○、変化なし△、悪化×とすると、
円:△、ユーロ:△、ポンド:△、豪ドル:△ となります。
5つ目は、インフレでCPIの前年同月比でプラス基調を○、横這い△、マイナス基調を×とすると、
円:○、ユーロ:△、ポンド:○、豪ドル:○ となります。
IMM投機ポジションでは全体的にドル買いポジションが拡大中です。
買いポジションのプラスを○、変化なし△、マイナスが×とすると、
円:×、ユーロ:○、ポンド:○、豪ドル:× となります。
ポジションの偏りのドルに対して売り残が多いを○、同数△、買い残が多いを×とすると、円:×、ユーロ:○、ポンド:○、豪ドル:× となります。
以上を総合すると○の数は、円が2つ、ユーロが2つ、ポンドが3つ、豪ドルが2つです。
×の数は、円が3つ、ユーロが2つ、ポンドが1つ、豪ドルが3つです。
総合判断としては○が3つのポンドを買い、×が3つの円を売るポンド買い円売りがここから狙えるクロスのポジションかと思います。
ドル買い円売りをロスカットを入れながら取引するのに追加で、ポンド買い円売りも試してみるのは如何でしょうか。
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