意図せざる在庫減局面から在庫積み増し局面へ
鉱工業指数参考の図表の中にある鉱工業の在庫循環図を確認すると、在庫の前年同期比はマイナスで、生産の前年同期比がプラスになっています。意図せざる在庫減局面から在庫積み増し局面に移行しました。
在庫積み増し局面の滞留期間
前回意図せざる在庫減局面から在庫積み増し局面に移行したのは、平成25年の第4二四半期で平成26年第4二半期には在庫つみ上がり局面に移行しました。日経平均株価は、16000円から9か月ほど調整局面になりました。俗にいう黒田バズーカの第2弾相場までの待ち時間でした。
ここからの有望銘柄についても鉱工業指数から検証します。生産がプラス基調で、出荷から在庫を引いた差もプラスス基調である品名を取り扱っている企業が有望です。
6か月連続で、生産がプラス基調で、出荷から在庫を引いた差もプラスス基調である品名を探してみると、特殊鋼冷間圧造用炭素鋼線・鉄系鍛工品・伸銅製品・通信用ケーブル光ファイバーケーブル・アルミニウム鋳物・圧縮機・油圧ポンプ・油圧モータ・油圧バルブ・ショベル系掘削機械・ガスメーター・分析機械・粉末や金製磁性材料・抵抗器・通信電子装置スイッチ・コネクター・発光ダイオード・サーボモーター・電磁リレー・プログラマブルコントローラー・カーナビゲーションシステム・駆動伝導操縦装置部品・懸架制動装置部品・生石灰・ガラス短繊維製品・酸素・窒素の27品目が確認出来ました。
注目は鉄系鍛工品・アルミニウム鋳物・駆動伝導操縦装置部品を手がける企業
27品目の内、鉄系鍛工品・アルミニウム鋳物・駆動伝導操縦装置部品を同時に手掛けるIJTテクノロジーホールディングス(7315)を注目します。アイメタルテクノロジー・自動車部品工業株式会社・テーデーエフ株式会社の3社の経営統合により2013年10月に設立されましたが、いすゞ系とも言えインフラ関連でもあります。
2月10日の足元の建設機械等向けの販売数量増加と原価低減活動効果等により業績の上方修正も行っております。
2月10日の足元の建設機械等向けの販売数量増加と原価低減活動効果等により業績の上方修正も行っております。
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