白金の優勢が一休み
金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値があるからとされています。
金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、ラストリゾートなどと言われ
信用が失われると価格が上昇します。一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、需要減少→価格下落となります。結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、小さくなると株価は下落するようです。
2017年3月の金と白金の価格動向
2017年3月の金と白金の価格差は、2015年1月より27ヶ月連続で白金の価格が金の価格を下回っていますが、マイナス幅が2か月が拡大しました。金と白金の価格差と株価の比較グラフを確認すると白金が金に対して価格が優位にある時に株価も堅調であることが分かりますがトレンド転換したと判断していいようです。白金の自動車の触媒が最大需要ですが、自動車の生産台数が北米を中心に好調なのも強気材料です。
CFTC建玉明細動向
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金 CFTC建玉明細を確認してておく必要があります。CFTC建玉明細月は、金の方が2月28日に163,798枚で3月28日に137,820枚に対して、白金の方が2月28日に44,610枚で3月28日に27,629枚なので投機玉は金買いの白金売りです。
シェールオイルにも注意
金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、、NY原油 CFTC建玉明細も大口投機玉が一気に解消されました。直近は落ち着いてます。
まとめ
11月9日のアメリカの大統領選挙以降のリスクオフモードが続いていましたが、米10年債への投機大口玉も売りポジションが解消されて来ました。期待が段々剝げ落ちて来て金利も低下して来ています。
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