4カ月連続の貿易黒字です。貿易収支の12ヶ月平均はプラス傾向が続いています。教科書的には円高要因ではあります。
輸出と輸入の合計が大きければ経済活動が活発であることを示しますが、輸出と輸入の合計の12ヶ月平均は15ヶ月ぶりにプラスに転じました。数量指数の(輸出-輸入)の12ヶ月平均は横這いですので為替の円安が寄与して来ています。
輸出も輸入も数量が上昇しているので経済活動が活発になる兆しが現れて来ているので、有望銘柄を考えて見ます。
まず世界総額の輸出では、自動車の部分品・半導体等電子部品・電気回路等の機器が前月比で伸率が大きかったです。
地域別の輸出では、
米国向け輸出では自動車・自動車の部分品・原動機が伸率が大きかったです。
EU向け輸出では自動車の部分品・電算機類の部分品は伸率が大きかったです。
アジア向け輸出では半導体等電子部品・自動車の部分品・電気回路等の機器が伸率が大きかったです。
中国向け輸出では自動車の部分品・電気回路等・プラスチックが伸率が大きかったです。
地域別の輸入では、
米国向け輸入では航空機類・液化石油ガス・医薬品が伸率が大きかったです。
EU向け輸入では航空機類・自動車は伸率が大きかったです。
アジア向け輸入では通信機が伸率が大きかったです。
中国向け輸入では通信機・電算機類(含周辺機器)・音響映像機器(含部品)器が伸率が大きかったです。
以上の結果より11月に引き続き自動車の部分品に注目すると、北米に拠点を持ち、中国で好調な日産向けの売り上げが4割であるユニバンス(7254)が有望であると考えます。会社は構造改革中ですが、為替の円安もあり第3四半期決算発表では上方修正が期待出来ます。
さらにジェイテクト(6473)も有望と考えます。ステアリングシステム、軸受、駆動部品を扱っており北米拠点を持っているのでトヨタの北米への投資の恩恵を受けられると期待します。業績は、大統領選直前の10月28日に下方修正をしていますが、その後の円安がプラス寄与すると思われます。
0 件のコメント:
コメントを投稿