1月10日に平成28年の12月の消費動向調査が発表されました。
平成28年12月消費動向調査
まず消費者態度指数ですが、43.1となり2013年のレベルまで回復して来ました。
内訳では雇用環境がいいようですが、耐久消費財の買いとき判断も上昇して2014年の消費税引き上げ前のレベルにまで回復しています。鉱工業指数も良くなって来ているので、家電量販店も徐々によくなって来るかも知れないのでもう少し待ってみたいです。
物価見通しが74.2ということで80%に満たないのでまだインフレという言葉にはならないかと思います。今年の冬までは灯油の値段で寒い地方の経済に悪い影響が出なくて良かったです。
注目したいのは、サービスなどの支出予定です。この領域は2014年の消費税引上げで大きく下げましたが2015年の後半より回復基調です。2016年の4-6月で一端下がりましたが、ここに来て上昇ピッチが上がっています。
レストラン等外食業は-19.5とまだ厳しい状況なようなので、サイゼリヤ(7581)のように低価格路線の銘柄がいいように思えます。
遊園地等娯楽費も-11.6とこれもまだ厳しい状況なようですが、オリエンタルランド(4661)が4年ぶりに値上げを見送ったことからも分かります。オリエンタルランド(4661)は優待取りの季節でもあるので高値掴みには気をつけたいところです。
自己啓発は、-5.8ということなので、もう少し待った方がいいようです。
家事代行サービスは、子育てと女性の仕事の両立の長期テーマとしてダスキン(4665)やリクルート(6098)の押し目を狙ってみたいものです。
スポーツ活動費は、-1.2です。関連銘柄はスポーツクラブなど多岐に渡りますが、10月からTBSのドラマで池井戸潤さんの「陸王」が放映されて、にわかランニングブームが起きるような気がするので、シューズメーカーなどどうでしょうか。
最後にコンサート等の入場料ですが、-0.2でプラスに転換間近です。コンサート会場不足の問題があり稼働中の施設には残存者利益がもたらされますし、インバンドにも関連するということで東京ドーム(9681)が期待出来るのではないでしょうか。
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