訪日外客数(2016 年 12 月および年間推計値) と平成28年10-12月期の訪日外国人消費動向調査が1月17日に発表となっております。この内容から有望銘柄を考えます。
まず2016年の訪日外国人数は、2015年に対して21.8%増の2403万人となりました。
初めて2000万人を超えましたが、2014年から2015年の47.8%増より増加比率は減りました。
国別の上昇率ですと、インドネシアが39.5%増でした。以下ベトナムの26.6%増、ヒィリピンの26.4%増、マレーシアの25.9%増、中国の23.2%増、香港の20.6%増と続いてます。東南アジアの国の上昇が目立ちます。
通年での外国人の旅行消費額は、3兆7476億円と前年比7.8%でしたが、一人あたりの旅行消費額は15万5896円と前年比より11.5%減でした。円ベースだと、前年比11.5%減ですが現地通貨ベースであれば、0.6%ですので円高が減少の要因となります。訪日数の増加の上位5カ国の中では、インドネシアが18.5%減、ベトナムの19.5%減、ヒィリピンの42.7%減、マレーシアの18.7%減、中国の21.6%減、香港の2.8%増でした。
訪日外国人旅行消費額の費目別構成比では、2015年と比較して最も構成比が大きい買物が減少して飲食・交通費が上昇しています。宿泊の構成比は横這いでした。中国が昨年導入した越境ECの影響が出ており高額の電化製品には厳しい状況のようです。
ここまでの結果から、香港に関連する銘柄から有望なものを上げます。
・ディー・ディー・エス(3782)は、指紋認証ソフト・装置の開発会社ですが、香港WWTTと提携しています。
・マーキュリアインベストメント(7190)は、投資ファンドを運用していますが香港上場REITの貢献大きいです。
・カナモト(9678)は、建機レンタル大手ですが上海、香港等海外にも拠点があります。
・ホットランド(3196)は、たこ焼き「築地銀だこ」が主柱。台湾、香港などアジア軸に海外進出してます。
最後に、訪日外国人旅行消費額の費目別構成比で交通費が上昇しています。成田や関空に着陸したあとの東京から関西への移動や反対に関西から東京への国内の移動では新幹線を利用されます。いることに対応するものとして、訪日外国人の国内移動の恩恵の受ける東海旅客鉄道(9022)はかなり有望かと思われます。東海地方に関連する銘柄もこれからの研究する分野に入れておきたいものです。
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