2017年2月10日金曜日

12月の機械受注統計から有望銘柄を考える

事前予想より高い6.7%

2月9日に2016年12月の機械受注統計が発表となっています。
民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」が、事前予想より高い6.7%となりました。ここだけが強調されて報道されるので、全体の金額だけでは見えてこないので機種別に内容を確認して有望銘柄を考えて見ます。

機械受注統計とは、

機種別の中分類では原子力原動機・火水力原動機・内燃機関・ 発電機・その他重電機・電子計算機・通信機・電子応用装置・電気計測器・半導体 製造装置・風水力機械・ 運搬機械・産業用 ロボット・金属加工機械・化学機械・冷凍機械・合成樹脂加工機械・繊維機械・ 建設機械・鉱山機械・農林用機械・その他の22に分類されます。


有望カテゴリーは2カテゴリー

9月・10月・11月の3ヶ月間で、受注・販売・受注残が全て前年同月比プラスの項目は半導体製造装置・産業用ロボットの2つでしたので、この2カテゴリーの中から有望銘柄を探します。

     




半導体製造装置の主要8社は6146 ディスコ・6756 日立国際電気・6857 アドバンテスト・7729 東京精密・7731 ニコン・7735 SCREEN HD・8035 東京エレクトロン・8036 日立ハイテクノロジーズとなりますが、チャートの形は8銘柄ともいい形をしておりますが高値圏でもあるので高値掴みは避けたいところです。

産業ロボット関連株は6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ・7012 川崎重工業・6622 ダイヘン・ 8137 サンワテクノス・7227 アスカ・6506 安川電機・6268 ナブテスコ・8081 カナデン・8052 椿本興業・7272 ヤマハ発動機・6905 コーセル・6594 日本電産・2902 太陽化学・7485 岡谷鋼機・6163 エイチアンドエフ・7435 ナ・デックスが出てきました。

有望銘柄はサンワテクノス(8137)

2つのカテゴリーですと人手不足のテーマにも合致する産業ロボットが本命かと思います。
常にに高値で取引される安川電機より代理店を勤めるサンワテクノス(8137)に株価的には妙味があるかと思われます。
産業機械業界向けのサーボモータの販売、自動車関連業界向け電子部品の販売、FPD関連業界向けのFA機器用電子部品の販売、小売店舗向けのショーケース用LED照明の販売及びFPD関連業界向けの生産設備の販売が増加しており、1月30日に発表された第3四半期決算では減収増益の内容でしたが、株価は決算発表以降かなり堅調です。PER8.58・PBR0.63・配当率2.76%で株価はまだまだ割安と判断していいかと思います。

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