=== 白金が一気に下落 ===
金と白金は通常は白金の方が価格は高いです。これは白金の年間の生産量は金のそれに比べれば12分の1の量といわれ稀少価値があるからとされています。
金は、最近あまり聞かなくなりましたが代替通貨、安全資産、ラストリゾートなどと言われ信用が失われると価格が上昇します。一方、白金は工業用の用途が多く世界経 済の減速のあおりを受け、需要減少→価格下落となります。結果として金と白金の価格差が大きくなると株価は上昇し、小さくなると株価は下落するようです。
=== 2017年5月の金と白金の価格動向 ===
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金 CFTC建玉明細を確認してておく必要があります。CFTC建玉明細月は、金の方が4月25日に200,677枚で5月23日に159,767枚に対して、白金の方が4月25日に27,238枚で5月23日に16,287枚なので投機玉は金も白金も売りです。金の方が「有事の金買い」で値持ちがいいようです。=== CFTC建玉明細動向 ===
金と白金の値幅を見るには、NY金 CFTC建玉明細とNY白金 CFTC建玉明細を確認してておく必要があります。CFTC建玉明細月は、金の方が3月28日に137,820枚で4月25日に200,677枚に対して、白金の方が3月28日に27,629枚で4月25日に17,541枚なので投機玉は金買いの白金売りです。北朝鮮情勢の緊迫化とフランス大統領選挙結果待ちの期間は「有事の金買い」であったようです。
=== シェールオイルにも注意 ===
金の価格については、原油と順相関で、ドルと逆相関であることもよく知られていますが、NY原油 CFTC建玉明細も大口投機玉が減少中です。
=== まとめ ===
5月もリスクオンであったと言っていいようです。投機玉は新規ポジションを取っておらず大人しくなっているようです。
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